MU・SU・BI食堂「味範家×日経大」献立検討会について
新型コロナウイルスの影響により、自宅で食事をする事が増えた親子へのお弁当支援を行う
「MU・SU・BI食堂」の一つ、「味範家(みのりや)」では、外国人留学生へのお弁当支援も行っています。
しかし、世界中から来日する留学生の食文化はさまざまです。
せっかく好意でもらったお弁当も、食べられないことがあります。
今回、様々なご意見をいただき、外国人留学生にも食べやすい日本食のお弁当について考える
献立検討会を実施しました。
参加者は日本経済大学のベトナム、中国、ネパールからの留学生3名です。
味範家のお弁当を試食し、自分の国の人にとって食べやすいもの、食べにくいものを考えました。
(味範家 お弁当)
「ベトナム人は川魚も海魚もたべられる」
「ネパール人は煮物など何が入っているか分かりにくい料理は抵抗がある」
「中国人はほとんどの日本食は食べられるが、お弁当の文化が無い」
など、さまざまな意見が出ました。
全ての意見を取り入れたお弁当は、少し難しいかもしれませんが、
外国人留学生も安心して食べられるお弁当になることと思います。
また、外国人留学生がそれぞれ同じ国出身の仲間で集まるコミュニティは多くあります。
しかし、様々な国出身の仲間が集う場はなかなかありません。
今回の献立検討を通して、味範家が日本食を介した多様な国の方が集う居場所になればとの意見も出ました。
中央区社会福祉協議会では、中央区の課題の一つである「外国にルーツを持つ方々の支援」として、
多文化コミュニティづくりを支援しています。
今はまだ多人数での食事はできませんが、この新型コロナウイルスの流行をきっかけに
中央区に新しい多文化コミュニティができるよう継続して支援しています。