【赤い羽根共同募金配分金事業】通じる!つながる!「やさしい日本語」コミュニケーション講座を実施しました!
「やさしい日本語」を知っていますか?
「やさしい日本語」とは、外国人にも伝わりやすい日本語のことです。
地域に暮らす外国人とのコミュニケーションは、この「やさしい日本語」が鍵となります。
中央区社会福祉協議会では、「外国にルーツを持つ人への支援」をテーマに寄付された
赤い羽根共同募金を活用し、「やさしい日本語」を使ったコミュニケーション方法を学ぶ
「通じる!つながる!“やさしい日本語”コミュニケーション講座」を実施しました。
第1回の講座では、「やさしい日本語」とは何かを学びました。
「歯ブラシ」「ペットボトル」などのカタカナ語や、「いらっしゃる」などの尊敬語は、
実は外国人にとってはわかりにくい日本語です。
実物やジェスチャーを使って伝えたり、「です・ます調」に直して伝える事を学びました。
第2回の講座では、外国人との「やさしい日本語」を使ったコミュニケーションの実践を行いました。
例文をグループごとに「やさしい日本語」に直し、参加した外国人ボランティアへ伝えました。
「10月の第2土曜日、バスツアーで鳥取砂丘へ行く。
雨の場合は中止になる。中止の場合はこちらから連絡を入れる」
というお題に対し、
鳥取砂丘の写真を用いたり、具体的な日にちを伝えたり、主語を強調して伝える、
ジェスチャーを交えるなど、どのグループも様々な工夫をして挑戦しました。
第3回の講座は、振り返りのグループワークを実施しました。
1回目と2回目の講座で得た気づきを共有して学びを深めました。
「丁寧な言葉遣いを意識して暮らしてきたから、端的に伝える“やさしい日本語”がとても新鮮だった。」
「同じマンションに外国人がいるから、今度“やさしい日本語”を使って話しかけてみたい」
「災害などの緊急事態のために、“やさしい日本語”を使った避難訓練をすることが必要だと思う」
「“やさしい日本語”は、外国人だけでなく、高齢者や障がい者とのコミュニケーションにも役立つと思った」
など、さまざまな意見がありました。
中央区は、10人に1人が外国人という国際色豊かな区です。
日頃より「やさしい日本語」を意識した取り組みを行う事が、外国人にとって暮らしやすい地域づくりになります。
中央区社会福祉協議会では、今後も「やさしい日本語」を使った地域づくりに取り組んでいきます。