神戸ブレーメン動物専門学校 学生ボランティアの活動報告
昨今のペットブームにともない、高齢夫婦でもペットを飼う人が増えていますが、その一方で課題も多くあります。
この度ボランティアセンターに寄せられたご依頼は、「何年もトリミングをしていない2匹の犬のトリミングをお願いしたい」でした。
2匹の犬は老犬で、飼い主様もご高齢の為、体力的にトリミング連れて行く事もできず、伸びきった毛はモップの様で、毛は絡まり、爪も伸びて皮膚に食い込んでいる状態。
神戸ブレーメン動物専門学校の先生にご相談させていただいた所、ボランティアトリミングに以前より関心を持っておられて、今回の活動につながる事ができました。

あーちゃん

キッズ
2年間トリミングをしていない為、全身の毛がもつれ上手くバリカンが入らずに悪戦苦闘。もつれた毛が皮膚を引っ張る為、犬の体調も考えながら慎重に作業を行いました。
仕上げに、爪切り、シャンプー、耳掃除をしてもらい体も軽くなり、上がれなかった段差にも飛び上がれるようになりました。
~学生ボランティアの感想~
2年間トリミングをしていないとの事と聞いておりましたが、その状態は想像以上。この状態を一目見ただけでは、飼育放棄と思われてしまうと思いますが、飼い主様のお話しからはわんちゃんの愛情を感じる事ができました。飼い主様は高齢の為、思うようにように行動できずお世話をしきれていない現状を目の当たりにしました。
今回初めてボラティアトリミングに参加させていただき、とても貴重で考えを改めさせられる経験をすることができました。これで終わるのではなく、同じように困っている飼い主様や、お手入れが行き届かずにつらい思いをしている動物を助けるための啓発活動や普及活動もしていきたと思いました。
今回、2日間にわたりご協力いただきました、神戸ブレーメン動物専門学校の学生ボランティアの方、この活動に共感していただき学生に呼び掛けてくださいました先生方、本当にありがとうございました。